■アートコンセプト
私のアートコンセプトには2つの思考が存在しています。
ひとつは、花や草に残された時間について。
もうひとつは、花、枝、葉の役割についてです。

残された時間については、花に残された時間をいかに生きながらえ、いかに美しく残せるのかをテーマとしています。
花は、根から切り取られた瞬間から死に向かい「残りの時間」を生きています。
花自身の命を絶たれて出荷されてから残りの時間を、人を祝うために、あるいはねぎらうために自身の命を費やします。
死ぬ瞬間まで人を励まし元気づける花や草木をもっと生かせないのかと思ったことがひとつの理由です。
そしてもうひとつ、花や枝、葉の役割について。
一般的に、花は花弁のついているいわゆる「お花」がメイン。
いけばなにおいてもまた、花の部分は重要な要素ですが、枝や葉は脇役として捨てられる部分も多いのが実情です。

人々を癒やしてくれる要素は「花そのものだけ」でしょうか?
枝や葉もなくてはならない立派な要素で、十分美しいもの。また、枝や葉がなければ花弁の美しさは成り立ちません。

枝も葉も、それだけで十分美しい。
一見脇役に見えるけれど、違う方向から光を当てたらとても個性が引き立つ、あなたの周りにそんな人いませんか?

そんな存在にスポットをあてたいと思って作品を制作しています。


■略歴
ドライフラワーアーティスト/草月流いけばな師範
いけばなで培った技術を生かし、2016年頃より独自のドライフラワーアートを表現し続けている。
2016年11月、ドライフラワーブランド「amaterra&flowers」をオープン。


■主な展示/メディア掲載 2017
・インターネットメディア「BASE Mag.」掲載
・"The breath of plants", Wine Bar VinSanto

2018
・日経流通新聞(日経MJ)掲載

2019年
・平泉展(国立新美術館)
・第100回 草月いけばな展
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