ヒト夜の永い夢
ヒト夜の永い夢
story
柴田 勝家
柴田 勝家
制作:2019
説明:「宇宙の根源とその法則とは何なのか?」という問いから、<粘菌のネットワークと生命構造>という思考に至ったことで生み出されたコンセプトを物語に落とし込んだ作品。日本が世界に誇る粘菌研究所・博識家である南方熊楠の研究・論考内容をもとに世界観を構築した。
昭和2年。稀代の博物学者である南方熊楠のもとへ、超心理学者の福来友吉が訪れる。福来の誘いで学者たちの秘密団体「昭和考幽学会」へと加わった熊楠は、そこで新天皇即位の記念行事のため<思考する自動人形>を作ることに。粘菌コンピュータにより完成したその少女は天皇機関と名付けられるが・・・。