神仏子
神と戯れる子供の仏を描いた作品。

他の作品にもよく登場しているが仏と戯れている小さな妖精のような生き物が付喪神という神を イメージしてる。神は常に私たちの身近な存在であり、物を大切にするとその物に命が宿るという 付喪神は特に身近な神様だと考えたくさん存在している。
また様々な物に命が宿っているという 日本古来の考えからそれらも付喪神が入り形態を変えたりして存在している。
目に見えないものだからこそ、このような独自の解釈ができ、謎を楽しむことができる そういった意味では神などの目に見えないものは面白く私たちの想像力を豊かにしてくれる。
仏に関しても私たちは亡くなった人を仏と読んだり、善良な人を仏と比喩して表現したり お寺にいって仏像に手を合わせる。
それらの仏は皆立派なものですごく大人びている。 子供として仏を描いたのは身近であることを意味し、子供もまた一定の年齢になるまでは善悪も知らない 純粋な意味でも仏に近い物を感じる時があると考え表現した。