ニルヤの島 ニルヤの島
ニルヤの島
story
柴田 勝家
柴田 勝家
ジャンル:SF小説/コンセプトメイキング
イラスト:與座巧(単行本)/syo5(文庫本)
デザイン:有馬トモユキ(単行本)/伸童舎(文庫本)
制作:2014(単行本)/2016(文庫本)
説明:文化人類学の研究者である柴田勝家が、研究を進めていくことによりたどり着いた宗教と人類の生死の概念をストーリーに落とし込んだ作品。
人生のすべてを記録し再生できる生体受像(ビオヴィス)の発明により、死後の世界という概念が否定された未来。ミクロネシア経済連合体(ECM)を訪れた文化人類学者イリアス・ノヴァクは、浜辺で死出の船を作る老人と出会う。この南洋に残る「世界最後の宗教」によれば、人は死ぬと「ニルヤの島」へ行くという――生と死の相克の果てにノヴァクが知る、人類の魂を導く実験とは? 新鋭が圧倒的な筆致で叙述する、第2回SFコンテスト大賞受賞作。